「武芸からスポーツへ」展 @国立公文書館
今回は、東京の国立公文書館で展示されていた「武芸からスポーツへ」展の紹介と感想を書こうと思います!
幼い頃から武士の生活に興味があったので、インターネットで展示会の存在を知ってすぐに、行くことを決めました笑
展示会では、江戸時代の武士の武芸についてがメインだったものの、相撲(すまい)のような武芸のはじまりについても解説されていました。
当時の書物を通して、犬追物のように、名前しか知らなかった事柄の理解を深めることができ、興味深かったです。
また、犬追物や鹿狩りで的(まと)になっている動物の気持ちを詠んだ歌が紹介されており、そこでは、
「動物には様々な命の落とし方があるけれど、自分は的として将軍様のお役に立てて幸せだ」
のように詠まれていました笑
平和な江戸時代が続くにつれて武士の間でさえも、武芸に対するやる気が失われてしまい、幕府が武芸促進を促したということも印象的でした。
武芸へのモチベーション低下の例としては、鎧の付け方をイラスト付で説明する本が幕末期に出版されるほどでした。
そして、武芸の心構えとして
「剣術は勝ち負けを決めるだけのものではなく、いざという時の判断を明らかにするものである。
武士たる者、この心を常に養い、その修養に努めなければならない」
と記載されていました。
こうした心構えは現代の武道にも大いに通じるものがあると思いました!
この展示を通して、学校の授業ではあまり教わらなかった江戸時代の武芸について知れて知的好奇心が満たされました!笑